出汁をとるということ
出汁をとってお味噌汁を作った。
たぶん5年ぶりぐらいに。昆布と鰹節で。
お湯の中でてろん、と広がった昆布。
澄んだ昆布だしの上を舞う鰹節。
出汁をとるということは、すこし手間がかかる。
でもその手間がかかっている時間は、粉末出汁を鍋に入れるときよりずっと幸福だ。
味噌汁は優しい味がした。
私の母親は、記憶が正しければいりこで出汁をとっていたはずだ。
だから懐かしい味というわけではないのだけれど、ほっとする。
日々の慌ただしさや喧騒から、15分ぐらい離れてみませんか?
ハンバーグのつなぎとしてお麩は優秀/お母さんの秘密
昨日、煮込みハンバーグを作った。
(地獄の釜の肉団子)
『甘々と稲妻』というアニメの第3話『つむぎとおまたせのハンバーグ』を観て、食べたくなって挽肉を買ったのは2週間ほど前のことだった。
買ったものの自分の中にやる気が残っていないことを察したので、肉はその日のうちに冷凍していおいた。
再現料理ではないのだが、まあだいたい煮込みハンバーグなんて似たような工程なのでほぼ一緒だ。
あ、パン粉じゃなくてお麩入れた。
お麩入れるとパン粉よりふわっふわになる。(私調べ)
ところで、ハンバーグを形成する段階で塩胡椒するのを完全に忘れていた。
まあ、今回はトマトソースで煮込むから……いいでしょ。
(一応、目玉焼きも乗せてみた)
奥にあるのは何故か茹でたジャガイモ。何で茹でたか不明。
目玉焼きの形がいびつなのは、同じフライパンでジャガイモを温めてたから。エコ。
台風が来るからコロッケでもよかったかな?お麩しかないけど。
などと思ったけれど、コロッケはハンバーグの5倍ぐらいめんどくさい。
作中でも女子高生が「ごちそうのイメージがあるけど意外とシンプル」みたいなこと言ってたなあ。
玉ねぎ炒めて混ぜて焼くだけだもん。
でも世の中のお母さんたちは、ハンバーグが簡単だってことを秘密にしてるんじゃないだろうか。
うっかりお母さんに「ハンバーグ、簡単なんでしょ」などと言ってはいけない。
お母さんたちにも事情があるのだ。
夢とか、希望とか、切り札とか。そういった類いの。
さくさくの林檎パイ
とろとろに甘くなったかわいい林檎を
紅茶みたいにこんがり焼けたパイで隠してしまおう。
明日は何を食べようかな。